常呂遺跡の森

施設案内 ところ遺跡の館 ところ埋蔵文化センター
「どきどき」
東京大学文学部
常呂資料陳列室
開館時間 9:00〜17:00
休館日 毎週月曜日・祝日の翌日(7、8月は無休)・12月29日〜翌年1月5日
入館料 大人\200(\150)、中・高生\
100(\80)、小学生\50(\30)
注:()内は団体料金
無料
備考 ビデオ上映時間/
10:00、11:00、14:00、15:00、16:00
特になし

展示品の撮影等は許可が必要。
館内でのタバコ、飲食は禁止。

日刊webnews常設展
「ところ遺跡の森展」
遺跡の館、埋蔵文化財センターの様子や展示品などを紹介している
日刊webnewsホームはこちら→
 祖父と二人で散歩がてら下の地図で言えば常呂貝塚というところに土器のかけらを探しに行った。帆立貝の殻がたくさん地層から除いていて、それは千年以上前に昔の人が捨てたものだと祖父が言った。海や道にあるのとまったく変わらない姿なのに不思議だ、と思った。その貝殻のあたりを少し掘ると学校で習ったばかりの黒曜石の矢じりの先や、縄の模様のついた固い土のかけらがぽこぽこと現れ、面白くて面白くて、夢中で掘り続けた。たくさんの宝物を抱えながらの帰り道、常呂川河口遺跡発掘現場の側を通る。「あそこで東大の先生や学生さんたちが今亜里がしてたみたいに昔の人が生きていた場所を探しているんだよ。あそこには村があったんだ。」祖父がいった。そこにはものすごく良い物があるんだろうな、と考える。
 十年が経った。北海道から帰ってきた父に「常呂遺跡の森」という資料館ができた、と聞いた。懐かしさでいっぱいになる。やっと、あの中を見ることが出来るんだ。あの時の続きが出来るんだ・・。もういない祖父を思い出していた。